30代乳がん体験記ブログ「しこりの発覚から完治まで」

当時33歳の時、右胸の若年性乳がん(ステージ2a期)に…。思い出したくない・早く忘れてしまいたい事ですが、私の体験が少しでも多くの人の役に立てたら良いと思い体験記を書きました。

闘病生活のはじまり

この日を境に私の乳癌との闘病生活がはじまりました。

病院はいつ行ってもとても混んでいて、予約をしているのに順番が前後したり、手術の都合などから毎回受診までかなり待たされました。大きい病院なのでそこは仕方ありませんが、待合中周りの患者さんは旦那さんや家族であろう方の付き添いがいるのに、独身で地元じゃない私は常に1人ぼっちでとてもせつない気持ちになりました。

検査だけであろう人は若い人も見受けられましたが、本格的な治療をしていそうな方は年配の方が多く、ニットの帽子を被っていたりしました。「帽子の下は髪の毛ないのかな…。」「私もこうなるのかな…。」「治療は辛いのかな…。」この時毎日が不安でいっぱいでした。でもいつも通りの日常をただ淡々と過ごしていました。そうするしかできませんでした。

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