30代乳がん体験記ブログ「しこりの発覚から完治まで」

当時33歳の時、右胸の若年性乳がん(ステージ2a期)に…。思い出したくない・早く忘れてしまいたい事ですが、私の体験が少しでも多くの人の役に立てたら良いと思い体験記を書きました。

辛かった抗がん剤の副作用

確か毎回40分くらいかけて投与しました。投与中は気持ち悪くなったりする事はなかったと思います。でも家に着く頃には薬が回るのか気持ち悪くなったり、頭がぼーっとしたりチクチク痛くなったりすることもありました。

注射針が刺さる左腕(右側に乳癌があった為)の血管は毎回少しずつ硬くなり、最後の方になると注射針が刺さりずらくなったほどです。手足の指先は軽くしびれ、爪の色は変色してしまいました。

一番辛かったのは何といっても髪の毛が全部抜けてしまった事です。初めは少しずつ髪の毛が抜けてきたので自分で安いバリカンを購入し、思い切って坊主にしました。

軽く引っ張っただけで面白いようにスルっと抜けてしまうようになり、最終的には髪の毛だけではなく眉毛以外の体中の毛という毛は全部抜けてしまいました。何日か経つと見慣れてくるもので、鏡に写る姿を見て自分の頭の形ってこんななんだぁと思いました。

まつ毛がなくなってしまったのでビューラーを使うことなく、そのまま付けまつ毛を付けられるようになったのですが、これは化粧のときとても楽でした。

髪の毛が生え出すまでシャンプーはボディーソープだけで済むし、髪の毛を乾かす必要もありません。髪の毛がないなりに便利なこともありました。

怖かったのは抗がん剤の副作用で白血球の数値がかなり減少していた頃、倒れそうになったことです。

真夏に外を出歩いた時なのですが、急に目の前が真っ白になって黒い点々がいっぱい見え、フラフラになりました。やばいと思ってすぐ座り飲み物を飲んだりして、しばらくしたら元に戻ったから良かったのですが、あの時は本当にびっくりしました。

この時既にウイッグを使用していましたが、帽子は被ってなかったので直射日光でやられたんだと思います。
抗がん剤治療中に外に出歩く時、帽子は必需品だと思います。

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